まるやま消費録

もったり暮らす30代女子!が買ったものとか観たものとか記録する日記です。

いちねんでいちばん○○が不味い日

巻き寿司、好きなんですよ。

今日は一人分の夕飯買いに近所のスーパーに行ったら恵方巻きが売ってて、あーそういえば節分だなって。ちょっと普段より高いけどイベントごとだし縁起物らしいし、恵方巻にするかなって。

で、ふと顔を上げるともうそこらじゅう恵方巻きだらけで。寿司コーナーはもちろんのこと、普段はお弁当や揚げ物やお惣菜がおいてあるコーナーも恵方巻きに占拠され、それでも足りぬと折りたたみの机を通路に設置してそこにもこんもりと恵方巻きの山が。

私はエビカツの巻き寿司が好きなので、エビカツ巻き入りのパックを選んで買って帰ったんです。

炭水化物ばかりじゃあれなんで、一緒に買ったサラダを先に食べて、いよいよお待ちかねの恵方巻き。・・・だったんですが、これがもうクッソ不味い。特にエビかつのが一口で無理でした。すっごく身体に悪そうな味がして飲み込めない。

冷静に考えると、あれだけの量を作るのは時間もかかるだろうし、従って「出来たて」や「新鮮」やらとは縁遠い食べ物なんだろうなと気付くんですが。

この構図、どこかで同じ体験したなっと思い出して。

「今年のクリスマスはケーキくらいプチ贅沢してみよう」って、偶々日本橋三○の近くに用があったので行列に並んでケーキを買ったんですが、それがもうぜんぜん美味しくなくて。小さいけど4000円くらいのケーキって、期待が高すぎたのかもしれないけど、1ピース食べ終わるころにはもういらないってくらい。

クリスマスはケーキが一番まずい日、ってどこかでみたけど本当だなーと。

商業主義はまったく否定しないし(ノルマや大量廃棄はNo)、誰かが楽しく過ごせて経済も潤うならいいんじゃないって思うけど、それで一番不味い日になっちゃうのは本末転倒というか。何だかなぁ。

節分は恵方巻きという名の巻き寿司が一年でいちばん不味い日になってしまった、みたい。

あーまだ胸やけする・・・

映画「PK」観てきました!ネタバレなし

きっとうまくいく、3idiotsの監督・主演コンビの最新作「PK」、10月末から全国で公開中というのを知ったので早速行ってきました!

http://pk-movie.jp/

結論からいうと3idiotsとまではいきませんが楽しめました。途中ちょっと退屈に感じる部分があったものの最終的にはやはりラージクマール・ヒラーニ監督といった怒涛の笑いあり涙あり展開で満足でございました。アミール・カーン演じる主人公pkのおかしな言動に何度も笑いが起きてました。ただ今作はちょっと踊りが控えめだったのが個人的には残念。

退屈に感じた、という理由は予備知識の無さというかインドのお国事情への実感のなさというところではないでしょうか。たとえばインドとパキスタンがかなり仲悪いってのを知ってた方が序盤の失恋への納得度が上がります。また今作のメインテーマの一つである宗教ですが、様々な宗教の信者がひしめき合って共存しており、宗教が日常生活に深く関係している場所で、宗教批判というのがどのように受け止められるのか、という感覚は、日本にいるとなかなか実感が難しいんじゃないでしょうか。なんとなく宗教批判とかアンタッチャブルな感じがして、監督かなり突っ込んでるなぁ~という感想。

しかしそれでも、そこは様々な要素をぶっ込んでくるラージクマール・ヒラーニ監督、一部でわかりにくい点があっても全体としては様々な背景の人が楽しめるような映画に仕上がっていると感じました。

資生堂インテグレートのCMの件で自分が化粧品に金かけるタイプだと気付いた

話題になってるCMはみていません。まぁ上司にアレ言われたらイラッとくるだろうな。接客業じゃねぇんだよと。

www.huffingtonpost.jp

それはそれとして、私はインテグレートは安いから10代の女子向けだと思いこんでいたので、「25歳」ってのをみてちょっと吃驚しました。調べてみたらかなり認識がずれてたみたい。

インテグレートは10代~30代向けでした。

20代前半向けだと思ってたマキアージュは20~40代向けだそうで。

なんでマキアージュ卒業しなきゃと思い込んでたんだろう。

design-dtp.net

 

私は現在30代前半。早々に結婚して「女子」を降りたつもりで、化粧は最低限でいいと思ってた。化粧品にお金かけてるなんて全然思ってなかった。倹約家だった母も一点数万円の化粧品を使っていたし、女は年齢を重ねると高価な化粧品を使うのが義務だと思ってた。

全部思い込みだったのか。

奨学金を受けつつ通った大学時代からアルビオン エクサージュを愛用。お金がなかった時期に基礎化粧品を資生堂エリクシールシュペリエルに変えたけど、やっぱり馴染めなくてエクサージュに戻した。ここ数年で下地とファンデーションをマキアージュからアルビオンに切り替えた。そろそろエクサージュも卒業かと思ってアンフィネスに一部切り替え中。

基礎化粧品と化粧品で毎月1万円以上使ってた。アンフィネスに変えたら月1.3万くらいか。

トイアンナさんの10倍!?

手取り20万の身としては結構贅沢な部類に入るのかもしれない。アクアレーベルやインテグレートだったら三分の一の価格で済む。

 

・・・いやでもやっぱり信じられない。一本千円の化粧水を使ってる30代が沢山居るってこと?いくら化粧に金かけないっていっても、さすがに信じがたいんだけど。うーん。

中国とインドの地政学ゲームとネトゲ

FOREIGN AFFAIRS REPORT 2015 No.11の「新グレートゲームーインド太平洋をめぐる中印のせめぎ合い」を読んで

既視感を覚えました。

2年前くらいまでハマってたネットゲーム「ブラウザ三国志」、略称ブラ三。まだあるのかな?

ブラ三ってのは、1000×1000マスくらいに区切られたエリア内で、数百人がプレイする陣取りゲームみたいなもの。初期配置として自分の城を1マス与えられて、まずは自分の城内で食料や資材、兵士などを作る「内政」と、数マス離れたご近所さんや遠くの知り合いと書簡や掲示板でやり取りし、同盟関係などを築きながら協調してゲームを攻略していく「外交」を行っていきます。

自領土に隣接した空き地のマスや他者の取得したマスに兵士を送り込んで勝利すれば、そこが自分の陣地になります。

当然、他人の陣地を攻めれば外交上良くないことになり、時には戦争に発展する事も。

そんなゲームで、たかがゲームなのですが、ゲーム内の「外交」も現実の国家間の外交も本質的には同じ方法論で進行しているのだな、と思ったのです。

中国はマラッカ海峡を経由するシーレーンを確実にするために、東南アジアの海域を確保しようとしています。さらに、マラッカ海峡を通らないルートをも確保するため、中国とインド洋やアラビア海の間にある国々、バングラデシュやパキスタンなどの国に投資し、港湾や道路を整備しているそうです。ところがこれらの国々はまたインドの周辺国でもあり、これらが中国に接近することはインドにとってみれば脅威となるわけで、インドはそれらの国との文化的な近さで以て接触し友好を図っているというのです。

ブラ三のようなゲームでも経路の確保は重要で、友好的な関係にあるばあいは交渉で経路上の土地を借りることもあります。しかし、数ヶ月に渡るゲーム期間中にご近所さんが攻めてきたら、あるいは戦争に巻き込まれたら、または自分達から戦争を仕掛ける予定があるなら。当然、補給路は多い方が良く、また資源豊富な土地も多い方がよく、自分の本拠地周辺は味方ばかりで固めておきたいという心理が働きます。暴虐で自分勝手な振る舞いをするプレイヤーは、強大な正義の同盟連合に討ち落とされて身動きできなくされますが、大同盟どうしの戦争では弱小プレイヤーが巻き添えで落とされることもある。

単純なルールでできたゲーム内に現実の縮図のような世界が形成されるのは、そこに人間の意志があるからですよね。その意思には、他人よりも優位に立ちたいという思いと、他人に裏切られるかもしれないという恐怖とがあります。単にカードを集めてバトルするというゲームならば、優位に立ちたいという気持ちで構成されるのかもしれませんが(やったことないんでわからないけど)、そこに土地という要素が入ってくると、裏切りの恐怖の方が支配的になっていく気がします。恐怖心が戦略を決めてしまい、また恐怖心が戦争の引き金にもなるのです。

仲良く共存できるのが理想的ではあるのですが、この大きな恐怖心を相互依存や信頼によって克服できる日は来るのでしょうか。

 

 

ドラマエンジェルハートのおネエキャラについて

ドラマ版エンジェルハート全9話、見終わりました。

私は7歳くらいからシティハンターが大好きで、今も半ば惰性でエンジェルハートのコミックを買ってるのでまあファンといえるかも。とはいえ漫画の映像化はクオリティが下がるのが常なので、エンジェルハートドラマ化にもさほど期待してはいなかったのですが、Huluで見られるようなので見てみました。

世間の評判は割と良いみたいで特にキャスティングは評価高いですね。私もリョウ、ファルコン、冴子の3人はかなり再現度高くて驚きました。映像やアクションが残念なのも予算的には仕方ないのかなと思え、暇つぶしに食器洗いながら見るのにはちょうどいいドラマといった感じでした。とはいえ原作好きじゃなければ絶対見ないレベル。

まあそのような感想はネットにいくらでもあるので、私自身がちょっと気になった点をメモしておきます。

ドラマ版エンジェルハートに登場するおネエキャラについて

エンジェルハート原作者の北条氏は、確かシティハンターの頃からマンガ内にオカマキャラを結構書いてました。1980年代で、その時代もあって典型的なオカマキャラ。シティハンターの連載終了後は男女逆転家族愛ストーリー「ファミリーコンポ」を描くために青年誌に移りました。ファミリーコンポは、一見普通の仲のいい家族ですが美人のお母さんは生物学的性別が男性、人気漫画家でかっこいいお父さんは生物学的女性、その他LGBTのキャラクターが複数登場するマンガです(そのため少年ジャンプでは連載許可が出なかったとか)。ファミリーコンポは1996~2000年に連載。2000年からエンジェルハートの連載開始、エンジェルハートにもモブキャラや依頼人として何人かゲイのキャラクターが登場していますが、その性格や生き方は様々です。

一方ドラマ版エンジェルハートですが、ほぼ毎回登場する登場人物は15人。そのうち原作にない人物は5人。そのうち3人がステレオタイプなおネエキャラです。このおネエ3人はメインストーリーにほぼ絡まず、ドラマ内のギャグパートの80%を担当していますが、そのギャグパートはかなり唐突で脈絡が無いものでした。残り20%担当は冴子の部下の男で、冴子にデートを申し込んで振られるというお約束展開により、原作に描かれていた30代後半男っ気無しの独身という冴子のコンプレックスをドラマ内では無いことにしてしまうという役割を果たしています。一方、おネエ3人組は、本当にただ唐突に画面上をギャグシーンに染め上げ、シーンを和ませ、その役目が終わると画面外に去っていくという使われ方をしています。

エンジェルハートはコメディ要素のある作品だし、シリアスな展開ばかりでは息が詰まるので和ませるシーンはあった方がいい。しかしながら、その役割をほとんどおネエキャラに頼りきりというのは、安易に過ぎるのではないかと思います。

しかもそのおネエキャラというのが本当にステレオタイプな、ハイテンションで押しが強く若いイケメンに強引に迫ることもあるが人情に厚く割と良い人、という感じで。

ここ10年以上はテレビ見てないので知らないのですが、今もテレビ業界はこういう感じなのでしょうか。おネエキャラが数年前くらいからやたらと持て囃されていたのは耳にしていますが、こういうステレオタイプの拡大再生産みたいなことはそろそろ止めていった方が良いんじゃないでしょうか。同性婚が最近話題になってましたが、はてブで反対意見のいくつかに「こいつらテレビに出てたらテレビ消す」みたいなのがありました。カワイイ男の子、つまり自分より弱い人物に強引に性的関係を迫るというのは、たとえそれがお約束ジョークだったとしても不快感を覚える人がいるのは当然です。テレビとかでそういうゲイキャラばかりを見せるというのは、偏見を助長しているって事になるんじゃないかと。

2016年1月号のアフタヌーンに連載中の「白馬のお嫁さん」(庄司創)に年配のゲイのキャラクターが描かれてました(白馬のお嫁さんは50年後の未来、性のバリエーションが増えた時代を描くマンガ)。そのキャラの台詞がちょっと印象深かった。

「私の若い頃はね、ゲイといったらやたらと愛想のいい面白キャラを求められたんだよ。だからわたしはむっつり顔で金貯めてやろうと決めたんだ」

関西出身者もゲイの人も、面白キャラを求められたりしない時代が、はやく訪れるといいなと思いました。

 

 

 

 

 

 

三菱重工の加湿器を買ったらスチーム式じゃなかった件

買って後悔、というか愚痴になっちゃいますが

メーカーは私の欲しいものを作ってくれない!

いろいろ探したんですがぴったりくるものが無くて、一番希望に近いと思われる三菱重工冷熱のroomist SHE35MD-Wを購入しました。

 

 ・・・が、結局残念な感じでした。

 

私が加湿器に求める条件は以下の通りで、別段難しいものではないのです。

  • お手入れの回数が少なく、少し放置してもカビとか生えない
  • 寝るときに使うので、うるさくないもの
  • 適度な加湿能力とタンク容量
  • センサーや調節機能がついているもの
  • 電気代は安い方がいいけどそれほど気にしない
  • デザインはおしゃれな方がいいけどそれほど気にしない
  • 値段もやすい方がいいけど以下略

というわけで、面倒くさがりな人間にはスチーム式一択という感じで探していたのですが、国内大手有名メーカーの多くはスチーム式から撤退していて、山善アイリスオーヤマの加湿器には調節機能が無く、調節機能付きスチーム式の現行機種としては象印三菱重工の2機種しかありません。

 

象印 スチーム式加湿器 加湿量350mL/h ベージュ EE-RK35-CA

象印 スチーム式加湿器 加湿量350mL/h ベージュ EE-RK35-CA

 

 いくらデザインにはさほどこだわらないといってもさすがに・・・

というわけで三菱重工に決めたのでした。

スチームファン式というメーカー表記に一抹の不安を感じながら。

 

で届いてみたら不安は的中し、さらに別の的にもあたってしまったのです。

スチーム式の悪い所

・蒸気や内部の熱湯が危ない

 →スチームファン式では吸い上げた水だけを加熱するので内部に熱湯は溜まらず、また蒸気と空気を混ぜて放出するため蒸気温度が低め

・電気代が高い

 →スチームファン式では吸い上げた水だけを加熱するので省エネ なのか?

スチーム式の良いところ

・音が静か 

 →スチームファン式はファンがついていてうるさい。モーター音というよりも空気が狭いところを通るために音がします。大きな音ではないけど気になる人は気になる。

・水を加熱するので雑菌が繁殖しにくい

 →省エネとスケール軽減のため水受け部から吸い上げた水を加熱するスチームファン式では、水受け部の水は水のまま。

以上のように、スチームファン式ではスチーム式の短所を克服するためにスチーム式の長所を台無しにしているのではないかというのが私の見解です。この機種はAmazonではハイブリッド式になっていますが、ヨドバシやコジマの店頭、価格.comの分類ではスチーム式です・・・

 

以前は三菱電機のスチーム式加湿器を10年以上使っていました。

特に不具合があったわけでもないのですが、ミネラル分汚れの白いざらざらが石みたいにこびりついていたのと、加熱する系の家電で10年モノは危ない気がしたのと、あと新しいのが買いたかったので!

引っ越しを機に捨ててしまいました。

過去を美化しているのかもしれませんが、この捨ててしまった機種こそ私のベストでした。

使っていて熱湯や蒸気が危ないということもなかったし。

もっと子供のいない人のことも考えて商品開発してください!

オールドテロリスト

久しぶりに小説を、それもハードカバーで買って読みました。

村上龍の政治経済っぽい話が好きだったので書店で見かけて衝動買い。

読みはじめたらとまらなくて一気に読んだんですが、読後感はイマイチでした。読んでるときは結構面白かったんだけどな。ハンターが日本を征服する話とか北朝鮮兵士が九州を占領する話とかに比べるとリアリティが無いのです。ありそうに見せかけて、実際は無い。

単に私が年くったせいかもしれませんが。

帯にもあるとおり、爺さんたちがテロを起こすって話なんですが、爺さんたちを魅力的な存在として描かれてるのに、テロの動機については魅力も共感も感じられないのです。

主人公が不思議系美女ヒロインと冒険するって点では村上春樹感があって変な感じでした。

 

せめて古本で買ってればここまで落胆しなかったかなー。残念。