ざっくり思想史 4

ソフィーの世界」を読み直してから随分時間が経ってしまった。後半は内容詰め込みまくりだったので思い出せるか不安だがとりあえずキーワードだけでも拾う感じでやってみよう。今回はソフィーの世界上巻の最後まで。

 

バロック 17世紀

 極端な誇張、束の間の華やかさ、「死を忘れるな」、生や享楽の儚さ移ろいやすさに目が向けられた時代。シェークスピア(初期はルネサンス)など、演劇が一流と見做されていた。ヴェルサイユ宮殿が栄華を誇り階級差が激しい時代。プロテスタントとカトリックと政治権力が絡む小規模な戦争が多数勃発。

観念論(アイデアリズム)と唯物論(マテリアリズム)の対立

 全存在を精神的なものと捉える観念論者と物質的なものとして捉える唯物論者(トマス・ホッブスなど)がどちらも多数存在した。数学者ラプラスは最小単位まで物質を理解し尽くせばすべて機械的に過去も未来も一意に理解できるとする「決定論」者でもあった。一方ライプニッツは精神は小さい単位に切り分けることはできないと考えていた。

デカルト

 数学的手法によって哲学体系を組み立てた最初の人。「コギト・エルゴ・スム」から出発し「完全なもの」という概念が存在するから完全なものは存在する と考えた合理主義者。「思惟するもの、精神」と「延長」の2原論者。著作に「方法序説」。

スピノザ

 ユダヤ人で汎神論者。聖書原理主義を批判し時代背景などを加味して聖書を捉え根底にある「愛の尊さ」を重要視した。代表的著作に「幾何学的方法で証明された倫理学」。神ー自然の「内在的原因」による決定論的な考え方を持っていた。

 

18世紀

 「生得観念」が存在するとする合理主義に対し、生得観念は存在せず経験に裏打ちされたものを真実と見做す「経験主義者」が出現してくる。

ジョン・ロック

観念を「感覚」と「反省」に分け、「感覚」の性質を第一性質(重さなど物質固有の性質)と第二性質(味などの感覚が受ける性質)に分けた。自然法など合理主義的な考え方も持っている。また立法府と行政府を分離する「権力分立」を最初に主張するなど、「自由思想」の先駆者で啓蒙主義の源流を作った。著作に「人間知性論」など。

デイヴィッド・ヒューム

啓蒙主義時代の経験主義者で、経験から得た個別の観念から構成される経験に基づかない複合観念(天国や人格的な神)を偽物の観念だとした。自我そのものもめまぐるしく去来する感覚の繋ぎ合わせであり1個の独立したものとは捉えなかった。不可知論者であり神については信仰の問題とした。主著に「人間本性論」。

ジョージ・バークリ

人間に知覚を感じさせるもの、知覚しているという感覚そのものが「神」によるものという考え方を提唱した。物質的な一切は証明できず、感覚とその原因を「神」と規定する汎神論者。