まるやま消費録

もったり暮らす30代女子!が買ったものとか観たものとか記録する日記です。

大腸カメラ体験記 H26年版

人生4回目の大腸カメラです。

27歳の秋頃に、過敏性腸症候群の除外診断のため大腸カメラを受けた際にポリープが発見され、それ以来1年に1回程度のペースで大腸カメラを受けています。4回目なのでだいぶ慣れたものとはいえ、それなりにしんどいです。

1~3回目の大腸カメラについて簡単におさらい。

1回目(2010年秋)食事制限は前日のみ。検査前夜にラキソベロンとガスコン飲用。検査当日は朝早起きしてガスコンと、腸管洗浄液ムーベン2リットルを飲用開始。味はほとんどないが飲みにくい。1リットル程飲んだところで強い吐気に耐え切れず、病院に電話して薬を変更してもらうことに。変更後のマグコロールP(ポカリ風味)に氷を入れて飲む。飲みにくいがムーベンよりはマシ。検査は静脈麻酔?で意識のない状態で行われる。ポリープ1個見つかる。

2回目(2011年秋)食事制限は前日のみ。食事制限は前日のみ。検査前夜にラキソベロンとガスコン飲用。検査当日は朝早起きしてガスコンと、腸管洗浄液マグコロールPを飲用開始。ある程度飲んでから病院に行くが、便の状態がなかなかきれいにならず、洗浄剤を追加したうえさらに浣腸まで受けることに。検査は静脈麻酔下だが途中で目が覚める。今回はポリープはなし(ポリープなどの異常がなければ保険が下りないので、金銭的には損である)。

3回目(2013年1月)前回なかなか腸がきれいにならなかった経験を踏まえ、検査3日前から食事制限開始。飲用した薬は2回目と同じ。マグコロールが不味くて口の中が気持ち悪くなるので、1回飲むごとに水でうがいを繰り返す。結構面倒くさい。ずっと飲んでいると吐気や嘔吐反射がおこり、だんだん飲むのが苦しくなる。今回は家で便の状態がきれいになったので、病院に行って検査の時間を待つ。検査の静脈麻酔は検査前に投与されて追加はできない。検査開始後10分程度で目が覚めてしまい、2度寝をしたが再度起きてしまった。検査中は結構お腹が痛くなる。ポリープ1個見つかる。

今回の大腸カメラについて

検査前と準備

4月に大腸カメラの予約をした。この病院では新しい洗浄液の導入を検討中で、従来のものとどちらが良いか訊かれたので、新しい洗浄液(モビプレップ)を選択した。初めて使うらしく、看護士さんも説明の途中で何回か先生に確認を取りながら話してくれた。検査は3週間後。

3週間も間が空くと、どうしても内容を忘れてしまう。検査数日前に説明書きを取り出して再度確認、同意書にもサインをする。便秘気味ということもあり、食事制限は3日前から。この食事制限期間中は野菜が食べたくて仕方ないのだが、我慢我慢。検査前日は早めに夕食を摂り、寝る前にラキソベロンを内服。服用した後に知ったのだが、ラキソベロンは7~12時間後に効果が出るので、寝る直前(12時)よりも少し早めに飲んだほうが良さそうである。

検査当日(腸管洗浄液)

検査当日は7時ごろ起床。以前の洗浄液は早起きして飲み始めないといけなかったのだが、今回は8:30に病院に行ってから飲めばいいらしい。モビプレップは塩味が強く脱水症状を起こしやすいため、一人で飲むのは危険だという事であった。起床後に水を1,2杯飲まなければならなかったのだが、説明書きを見落として飲んでいなかった。病院に着くころ思い出して、とりあえず少し水を飲む。

8:30病院に着いたら、準備されたモビプレップを飲む。飲み方は、まず1200mlを1時間以上かけて飲み、持参したウーロン茶を2,30分かけて500ml程度飲む。その後は便の状態を確認して、必要があればモビプレップを追加し、再度水などを飲む。モビプレップは、夏によく売っている塩飴(梅味)の味がして、ちょっと塩辛いがマグコロールに比べればかなり飲みやすい。吐気や嘔吐反射をほとんど起こすことなく50分ほどで800ml程度を飲みきる。この間、腸の運動を促すため檻の中のチンパンジーのようにひたすらうろうろ歩き回る。1000ml程度のところで、一気に排便タイム開始。2,3回の排便でそこそこきれいな状態になる。そろそろモビプレップもきつくなってきたので、モビプレップの合間に水をちびちび飲む(一緒に飲んでも良いらしい)。モビプレップ1200ml、水500mlを飲んだところで、便の状態(6回目)をチェックしてもらい、OKが出る。さらに水をもうすこしちびちび飲んでいると、すこし吐気がして気分が悪くなってきたのでベッドで少し休ませてもらう。

検査時

先生の簡単な問診があって、検査着に着替える。この際、靴下を脱ぐよう指示された。なんでだろう。検査台に寝かされ、点滴を導入し、尻に痛い注射を打たれ、それから麻酔薬2種類を投入。「麻酔してから尻に注射すればいいのに」と看護士さんに言おうか迷っている間に意識が途切れる。しかし15分後に目が覚める。今回は痛くて二度寝もできない。「うー、痛い痛い痛い」とか叫んでみたが、あまり意味はなかったようだ。大腸カメラはいったん奥のほう(小腸の入り口)まで進んでから引き抜きながら検査するようだが、引き抜くときよりも奥に差し込むときの方が痛い。後で聞いたところによると、私の腸は長いうえに捻じれているらしい。早く終われ、と祈ったが検査は目が覚めてから40分ほど続いた。

検査後

検査後は点滴をつけたまま回復室のベッドで休む。ずっと目は覚めているのでうとうとする程度で眠れなくて暇だった。検査で濡れたままの紙パンツが気持ち悪い。病院は昼休みで人がいない。昼休みが終わってから点滴を抜いてもらい、着替えて検査の説明を受けた。今回もポリープがあった。支払は27000円ほどだった。

終わってからも腹が痛く、大量のガスを出しても痛みは完全にはとれななかった。帰宅して雑炊など軽く食べると痛みは収まった。その後で思い出したのだが、病院でガスコンを飲ませるのを忘れたのではないだろうか。そういえば今回は飲んでいない。

手術をしたので、本当は翌日に通院して確認をしなければいけないそうなのだが、平日はフルタイムの仕事なので土曜日にしてもらった。生検の結果は1週間後に出るらしい。また保険の請求をしなければいけない。

次回大腸検査のための覚書

  • 腸管洗浄液はモビプレップが飲みやすい。
  • ラキソベロンは寝る直前よりも、22時か23時ごろに飲んだほうが良い。
  • 病院にはウーロン茶のほか、ミネラルウォーター(各500ml)を持っていく。
  • 腸管洗浄液の飲用中はちゃんと動くこと。歩き回るとか。
  • 麻酔が効きにくいことを主張する(胃カメラの時は調整してもらえたかも)
  • 検査後の休憩の前に、紙パンツの着替えを要求すること。