まるやま消費録

もったり暮らす30代女子!が買ったものとか観たものとか記録する日記です。

国家と神とマルクス/佐藤優

本書の概略

著者の佐藤優氏は、外務省に在籍しロシアを担当していたが、鈴木宗男の逮捕に関連して逮捕され、1年半余り東京拘置所に入っていた。本書は、左派・右派の様々な雑誌に掲載された文章や対談、拘置所内で読んだ本の読書メモなど、単行本として出版されていなかった文章を1冊の本にまとめたもの。

前半は、自身が逮捕された「国策捜査」とこれに関連する文章が多い。後半は、ロシア(ソ連時代)と社会主義に関する対談や考察。表題の「国家と神とマルクス」は、著者が物事を考えたりするときの基準となっている3つを並べたもの。キリスト教における「神」と、日本という「国家」、「マルクス」が経済学者として分析した資本主義の在り様(資本論?)、この3つを著者は「自分の中の絶対的基準」として掲げており、この3つを独立した軸として本書は構成されている(国家と神とマルクスの3者の相互の連関について記述されているのではない)。

感想

普段は読まないジャンル(著者の経歴)ではあったが、それだけに自分にとっては新規性の高い内容であった。社会主義については予備知識もなくほとんど理解が及ばなかったものの、そのほかにも様々な示唆を得ることができた。特に強い印象を受けたのは、以下の二点である。一つは、著者自身が「国策捜査」を経験して実感を持った「理性の狡知」というものについて、ヘーゲルを引用して述べている。もうひとつは、「神皇正統記」(北畠親房著)による、「神の国」の本当の意味について。

以下、その他キーワード列挙

マルクスの資本主義と恐慌、イデオロギー、インテリジェンス、ベネディクト・アンダーソンナショナリズム、コルプス・クリスチアヌムと法治主義、内在的論理、寛容

毛布について

今シーズンは毛布を2回も買って両方×だったので、反省と今後の為に毛布を選ぶ指針をメモしておく。

  • 二人で寝るならダブルサイズ(180×200)程度のサイズのものを買う。
  • 毛の長いものは、毛の流れがあまり一方的でないものの方が良い(ずれるので)
  • 肌に触れる毛布は、薄く柔らかい素材のものが良い(動きに合わせて体にフィットするので隙間ができず暖かい)
  • 毛玉の出るものに注意する事。購入前にネットで評価を確かめるのもよい。

昨シーズンまで使っていた毛布は、5年前にナフコで5000円くらいで買ったラビットファー風の毛布だった。肌触りがとても良く、何回もコインランドリーでがしがし洗濯しても劣化が少なく、薄くて軽くて柔らかいのにそこそこ暖かく、秋口〜夏のはじめ頃まで年10か月くらい使える優秀な毛布だった。
なかなか同じものが見つからず買い替えられずにいたが、さすがに5年も使うと毛束感が出て肌触りが悪くなってきたので、昨秋にまたナフコに行ってみた。

ちょうど同じような色と肌触りのラビットファー風毛布が3000円で売っていた。ただ売り場にはシングル(幅140cm)しかなく、ダブルサイズ(幅180㎝)は取り寄せになるという。セミダブルサイズはそもそも無い。180cmでは大きすぎるだろうというのと、すぐにでも使いたかったので、シングルサイズを買って帰った。

結果として、シングルサイズでは2人で寝るのには小さすぎた。密着すればなんとか毛布に収まるのだが、離れて隙間ができると寒くなるし、どちらかが毛布からはみ出す事になる。また毛の流れが一方的なため、上の布団が一方向にずれ続け、朝起きるころには一人は毛布のみ、一人は布団のみとなる状況が続くようになった。

本格的な冬の到来を前に、これではいかんというので出先で見つけた無印のあったかファイバー毛布を買った。セールで5000円くらいだった。ダブルサイズで隙間はできずしっかり暖かく、肌触りもなかなかに良い。朝になっても二人ともちゃんと毛布と布団をきている。しかしこれも失敗だった。

この無印の毛布、とにかく毛玉がひどい。今まで毛布の毛玉で悩んだことはなかったので知らなかったのだが、毛布というのは毛玉が出るらしい。寝て起きると服が毛玉だらけになっている。そのまま部屋を歩くので部屋の方も毛玉まみれになる。当然洗濯物にも毛玉が付く。髪の毛をブラッシングするとヘアブラシにびっしりホコリがつく。この毛布を導入して以来、コロコロの消費量が劇的に増加した。一度洗濯すればましになるだろうと思ったが、逆にますます酷くなったようにも思える。

家にはもう一枚毛布がある。大阪西川のアクリル100%ニューマイヤー毛布?で、10年前から使っているがまだまだ手触りがいい。ただしシングルサイズで2人には小さいのと、重量があるので普段から使っていると疲れてしまう。コインランドリーでがしがし洗うわけにもいかないので、直接肌に触れる場所に常用するのはケアが大変である。現在は寒い日に布団の上からかけて暖かくするために使っている。

毛玉毛布は、正直今すぐ捨てたいくらい毛玉が出る。面倒臭いのが大嫌いなので、毎日のように洗濯物にコロコロをかけるのはもううんざりだ。だがそれでは勿体ないので、もうしばらく使うことになるかもしれない。「毛布はシーズン終わりの安売りがねらい目」らしいが、そろそろ安くなってるだろうか。次は高価でも、長く使える使いやすい毛布が欲しいものだ。

日本人って宗教アレルギー多いの?

「宗教信じてる?」 「いいえ」 「じゃあ持ってるお守りハサミで切って」 「できない」 「は?」:特定しますたm9(`・ω・´)

 

2ch系まとめサイトとかを結構読むんだけど、時々まとめられた内容が全く理解できないことがある。大多数のレスの内容が自分の思うことからかけ離れていて、宇宙人の議論を見ているみたい、ってかむしろ自分が宇宙人みたい、って思う。そういう時、その人たちの思考の内容を理解しようとせずにはいられなくなって、2日くらいその記事のコメント欄を見張りながら考え続けることが多い。たいていの場合、大なり小なり新しい発見が得られるものだ。上記のまとめはそういう記事の一つ。

1に上田という人の発言の内容が貼られている。

上田氏東工大で教えている人で、講義の中で宗教を信じていないという学生に対して「ではあなたの持ってるお守りを切り刻んでください」と言う。学生はバチが当たるから切れない、と答える。学生は宗教的な感覚を持っているが、宗教だという自覚はない。

そういう趣旨の発言をしているのだが、これに対して2以下のレスでは上田氏に対する非難が大量に書き込まれている。まとめサイトなので非難ばかりが抽出されていると考えても、その量は尋常じゃない。このスレのまとめ人の意見は、まとめ記事の最後に端的に書かれている。まとめの最後に持ってきたレスは「宗教を信じる≠神様を信じる」、まとめ人の言葉は「日本人は宗教と言うと~を食べちゃいけないとか 厳しい戒律をイメージしちゃうからな 日本人は宗教を信じない 祈りを信じるのである」であり、この趣旨に沿って記事はまとめられたものである。

レスの内容の典型を分類して数を数えあげたいところであるが、時間がかかりすぎるのでやめておく。目についたレスについて記す。

・「お守りを切れと学生に強要するなんて頭おかしい」
これは元記事どころか1の内容すら読んでいない、スレタイだけ見て反応している意見のようだ。こういう罵倒する感じのレスは割と目につく。強要はしてないし、やりこめてもいないようだけど。

・「自分のもの/金を出して買ったもの/誰かから貰った大事なものは切れない」
切れない理由に「バチがあたるから」以外の理由を見つけてきた人たち。かなり多い。教授の持ってきたお守りなら切る、1万円くれるなら切るなどの意見も多数。

・「例え教授の持ってきたお守りでも、なんとなく切るのは嫌だ。でもそれは宗教のためじゃなく、モノを大切にするとかそういう日本の文化・習慣のためだから

・「神は信じている/神を信じるまではないがなにか霊的な存在はあると思う/オカルトやジンクスみたいなのは気になる/八百万的な神の感覚はある。→だけどそれは宗教じゃない
まとめ人の趣旨はここにあたる。そのためかわからないが、この意見が最も多い。この人たちは宗教という言葉を割と狭い意味で使っているようだ。ではこれは言葉の定義の問題なのか。否、どうやらそればかりではないようだ。

・「神道・神を信じること・手を合わせていただきますと言う事も、(広義の)宗教に含まれる」という意見に対し、「神を信じることや道徳観は宗教とは違う。宗教と呼ぶな」という反論
言葉の定義が違うということに対して、半ば怒りを込めて頑なに否定する人たち。ジンクスを気にしたり神を信じたりすることを「宗教」と呼ぶことに大きな抵抗を感じているように見える。

「日本で宗教といえば、通常カルトのことである。日本人の道徳観や神道を宗教と呼ぶべきでない。」
宗教と言えばカルト、多くはないがそうした意見も散見される。私が一番衝撃を受けたのはこの意見だった。十数年前に無差別殺人など数々の事件を起こした新興宗教集団の影響が大きいと分析する人もいた。反論する人も勿論居たが、私は「宗教=カルト」と考える人が少なからず存在すると言うことに驚いた。あるいは昨今のカルトでなくとも、歴史的に宗教は数々の争いの火種となってきた。それは一神教だけではなく仏教もそうであったようだ。

私は、多少なりとも学のある人の間では、「霊的な存在を無自覚に感じているということも広義の宗教に含まれる」というのは常識だと考えていた。だが思えば我が夫も私の汎神論的信仰について述べたときに拒否感を示していた。一緒に暮らして8年目くらいだった。「それは宗教じゃない」と彼は言った。言葉の定義の違いだよ、と返したのだが、彼の嫌悪感は完全には払拭できなかったようだった。

言葉の定義の違いはあるだろうが、それだけではない。「車といえば普通は4輪自動車だけど、文脈によっては車輪がついてて転がって動くものも車というよ」と言われて怒り出す人はあまりいないだろう。まあ仮に、4輪自動車を憎み嫌っていて、かつ自分の自転車をとても大切にしている人がいたら「自転車を車というな!車はスピードが出て大事故を起こすだろう、そんな車と俺の自転車を一緒にするな」とこう言うかもしれない。うん、これはまとめ記事に出てきた意見とよく似ている。

このまとめ記事のスレでレスした人たち、まとめ記事にコメントをつけた多くの人たち、拡大解釈すればわりと大多数の日本人(特にネットに書き込むような若い層)は、「宗教」という言葉そのものに否定的なイメージを抱いているようだ。従って無宗教であることに誇りを感じている。テロや戦争の火種になる「宗教」から距離をおいて、他の宗教には寛容でありつつも自身は無垢な無宗教者であり、神を感じつつ道徳的に生きる日本人であるという自己イメージに誇りを持っている。そういった人物像が伺える。

「宗教」に対し否定的なイメージを持たない私には俄かには理解しがたいことであったが、ここまで書き進めてようやく、論理的にはそういう人物が存在しうるということが納得できた。なぜ彼らや夫は否定的イメージを抱き、私はそうならなかったか、明確な理由は判らないが、私が毎朝毎夜経を唱え、毎日寺に参る祖父母と育ったからかもしれない。多感な時期に某宗教の事件が起こり、大いに関心を持ってニュースを見ていたが、宗教そのものが悪いとは思わなかった。いや、宗教そのものが悪いのかと考えもしたが、それは違うという結論に達した。

周りの人たちに、「宗教に悪いイメージある?それはどうして?」と訊いて回るわけにはいかない。だから私は、他の人たちがそんなに悪いイメージを持っているなんて知らなかったし、その理由もよくわからない。
ただ、元記事にもあるように、少なくとも大学に進んだ人たちは教養を持っておくべきだろうし、そのためには自分を知らないといけなくて、その時に宗教は避けては通れないだろうと思う。大学のカルト勧誘を避けるためにも、「宗教からは逃げろ」ではなく、「自分の宗教観を自覚しろ」と言わなければならないし、その方が効果あるんじゃないかな、長い目で見ると。

まとめ記事の議論は、1の元記事(対談)の内容とはだいぶかけ離れたものとなっていた。「ふつう宗教を信じているといえば、入信したり洗礼を受けたりしているものを指す、宗教を信じてないと言った学生にお守りが切れないからと遣り込めるのは指導方法としておかしい」という意見もあった。だが、このまとめ記事の反応を見るに、若い学生に対して「あなたも宗教的感覚を持っているのですよ」と自覚させるには、少々インプレッシブな方法を用いるのが良いのだろう。

トムテト(TomTato™)とポマトとジャガトマ、google翻訳について

ジャガイモも同時栽培できるトマト「トムテト」

トマトとジャガイモを同時に栽培できるそうで。

トマトとジャガイモといえば、20年くらい前に「ポマト」というのがあったが、何が違うのだろうか、と思い少し調べてみた。

Wikipedia等によれば、ポマトとは、「暖地性のトマトにジャガイモの耐寒性を持たせる目的で開発された」のだが、トマトとジャガイモを同時に作れるかも!という話題性ばかりが先行し、結局トマトもジャガイモも中途半端なものしか採れず失敗して消えていったようだ。このポマトは、2種の植物の細胞壁を溶かして融合させる、細胞融合という方法で作られていた。

地上にトマト、地下にジャガイモを同時栽培しようとする試みの植物は、ポマトではなくジャガトマと呼ばれている。ジャガイモの苗とトマトの苗を接ぎ木するのだそう。ジャガトマのほうも、光合成量には限界があることや、味がイマイチなこと、接ぎ木が難しいこと、日本ではトマトとジャガイモの栽培時期が違うので育てるのも難しいことなどから、あまり普及してはいないようだ。

ではこの記事の「トムテト」は何が違うのか?ハフポの記事によれば、

TomTatoは遺伝子組み換え植物ではない。ひとつの植物の組織を、別の植物の組織にくっつけた接ぎ木植物だ。

らしいのだが、別のサイトの記事によれば

地中にジャガイモ、地上にトマト…ハイブリッド植物「トムテト」英企業が生産 | せかいろ

このトムテトは個別に手作りするのではなく、あくまで大量生産を目的とした遺伝子工学の産物

よくわからないので、せかいろの参照元記事(英文)をgoogle翻訳してみた。

the hybrid plants were individually hand-crafted and not a product of genetic engineering.

 →Google翻訳「雑種植物は、個別に手作りていない遺伝子工学の産物だった。」

・・・英語が苦手な私から見ても怪しすぎる翻訳結果。なんでこうなる。

トムテトを発売したトンプソン&モルガン社のサイトに行ってみると、

Each TomTato™ plant is specially grafted by hand to create this unique double cropping feature. There's no genetic modification - it's an all-natural, and safe process.

というわけで、職人がひとつひとつ手作業で接ぎ木しているようです。遺伝子操作されていない、ナチュラルな植物であるとのこと。Google翻訳を鵜呑みにするのはよくないですね、という当たり前のことを再確認しました。

まとめると、トムテトはジャガトマと同じく接ぎ木で作られているものの、甘くておいしいトマトをたっぷり実らせ、最終的にはジャガイモも収穫できるようです。「トムテト」とは植物の種類の名前ではなく、このトンプソン&モルガン社で発売している苗木の商品名のようで、ニュージーランドでは別の会社が「Potato Tom」という名前で類似の商品を発売予定だそう。栽培が難しく味もイマイチだったジャガトマを、家庭菜園で手軽に栽培できるよう、世界で初めて商業的に大規模に苗木の販売を始めました、というのがこの記事のポイントのようです。

左右盲

偶然、「左右盲」という言葉を知った。病気ではないのだが、左右の区別がとっさにつかない人を「左右盲」というらしい。冷静に2,3秒考えればどちらが右でどちらが左かは判る。だがいきなり「そこ左に曲がって」と言われても、すぐには判断できない。左右盲になる原因ははっきりわかっていないらしいが、一般に左利きを矯正された人は左右盲になりやすいらしい。

私も「左右盲」だったのだ、と納得した。普通の人と違う自分の状態を、適切に表す言葉が見つかるとほっとする。ほかにもそういう人がいるんだなとか。(「こじらせ女子」もきっとそんな気持ちなんだろうな。)

左右盲の感覚は、左右がすぐにわかる普通の人にはなかなか理解してもらえない。夫は私が左右の区別がつきにくいことを知っていて、それなりの対応をしてくれているが、いまだに「まだわからないの?」とからかわれることもある。「左右がわからない」と言うと、知能が低いんじゃないかとか方向感覚がないのだとか思われがちなのだそうだが、そうと決まっているわけでもない。

以下、私の状態を掲げておく。

  • とっさに左右の区別がつかない。よく「お箸を持つ方が右」と言われるが、自分がいつもどっちの手で箸を持っているか瞬時には思い出せない。私は箸を持つ方かどうかで左右を考えるのを諦めている。かわりに何をしているかと言うと、「なんとなくこっちが右っぽい気がする」
    「こっちに曲がるのは右折だ」
    「右折ということは右だから、こっちが右で間違いない」
    という段階を踏んで、はじめて確信をもって「右」と判断する。
  • 私は右利きである。左利きを矯正された覚えはなく、左手はかなり不器用だ。
  • 知能が低いわけでもない、と思う。最終学歴は大学院で、仕事も支障なくこなしている。ネット上で何度か暇つぶしにIQテストをやったこともあるが、大凡110~120程度の結果が出ることが多い。
  • 私は方向音痴ではない。空間認識能力は人並み以上にあるつもりだ。3Dモデリングもわりと得意。地図も読める。だが左右の区別がつけにくいと方向音痴だと誤解されるのか、私が「こっちが正しい道だ」といっても信用してもらえず、結局後戻りすることになったケースがこれまで数回ある。
  • 困る機会が多いのが「車の中」である。同乗者がいる場合は私はほとんど運転しないのだが、父に運転の練習に付き合ってもらったときには「左右の方向指示はできるだけ早めに出してほしい」と頼んだら問題なく運転できた。(このときも「左って左折する方だよね?」と言って呆れられはしたが。)
  • 地図を見ながら助手席でナビをするときは、早めに右左折を確認して言うようにしている。だが話に夢中になっているときは右左がとっさに出ず、間違えてしまったり、方向を指さししたりすることもある。
  • 左右盲の人は一般には「左折」「右折」より「ひだり」「みぎ」の方がわかりやすいらしいが、私は逆であった。免許取得時、教習所では特に問題はなかったように思う。左右がとっさにわからないからといって、道路の右側を逆走するようなことはないし、運転席に座るのに助手席側のドアをあけることもない。
  • 視力検査で上下左右を言わなければならないときは、最初は少し時間がかかる。だが3個目位からは、Cのようなのが「右」で逆が「左」と覚えてしまうので、あとは自動的に言葉が出てくる。
  • 酒を飲み酔っているときは左右がかなりあやふやになる。タクシーの運転手に方向を告げる前に、同乗者に「こっちが右だよね」と念のため確認したら、「よくそれで大学に入れたね」と言われた。
  • 体操やゲームなどで「右手上げて」など言われた場合にはテンポが遅れる。周りに参考にできる人がいれば、それを見て動きをまねている。
  • 私の場合、日常生活に特に支障はない。運転も一人でナビをみて運転すれば問題ないし、出掛ける前や信号待ちに地図を確認したりして目的地にたどり着くこともできる。

こうして書き連ねてみると、私の左右盲はわりと軽度の部類に入るかもしれない。方向音痴を併発している人、運転に支障がある人、周囲の人の理解が得られず困っている人もいるようだ。私からすれば、左右が一瞬でわかる人の感覚が理解できない。だが金と銀の区別がとっさにつかない人もおられるようで?金と銀はどっちがどっちか一瞬でわかるので、左右がわかる人もそういう感覚なのかもしれない。

ものぐさ自炊体験記1

今年も自炊シーズンがやってまいりました

ここ数年、毎年スキャナと裁断機をレンタルして溜まった本を一気に自炊してます

今年は3回目。機材は毎回スキャレン.comさんから借りてます。

http://www.scaren.com/

今回はスキャナを自前で購入しようか迷ったのですが、自宅に保管するスペースが勿体ないのと、メンテナンスが面倒なのと
ScanSnap新機種も出たことだし旧型を買うのもアレなので
今回もまた借りることにしました。どうせ裁断機は借りないといけないし。。

 

申し込み時にはあらかじめクレカと身分証の画像(写真OK)を準備
コースは「自炊セット(並)30」+新品ブレードオプション、送料込みで¥15,090。
以前レンタルした時は申し込みからレンタル可能日まですこし開きがあったのですが、
今回は申し込んで3日後?くらいには機材が届きました。

んで、届いてドライバインストールして自炊作業開始。

前回どうしていたか忘れていて少し手間取ったので、自分のやり方をメモっときます。

 

1.本のバーコードをスキャン、アプリで自動検索して書籍リストに登録

2.カバーを外して本を裁断する

3.裁断した本をスキャン、カバーは長尺でスキャン

4.カバーのバーコード部分を切り取って保管、その他は廃棄

 

裁断について

スキャレンさんの大型裁断機は重いですが、非力な私でも箱から出すくらいはできます。15kgくらいかな。レバーやハンドルが大きめなので、力が弱くてもある程度しっかり固定できるのは利点。

同じサイズの本を連続して裁断するときなど、黒い位置ガイド?を固定しておくと
裁断位置を決めるのに便利です。前回までやってなかった…

本をセットしたら手前側のハンドルを回して本を固定します。ここはしっかり固定しないと切断面が斜めになってしまう

切断位置が小さすぎると糊が残ることがありますが、少しくらいなら札束をさばく要領でさばいて糊の残った個所を見つけ、はがすことができます。マンガが多いので、内容が切れてしまうよりは糊が残ったほうがマシ。

表紙がすべすべの場合、本をしっかり固定できず裁断中に滑って切断面が斜めになることがあります。押さえと本の間(本の上側)に別の厚紙などをはさむとしっかり固定できます。またここに厚紙をはさむと、固定時に表紙に折れやしわが入るのを軽減できます。

 

スキャン設定について

面倒なのでスキャン後に画像処理とか極力したくない。とりあえず読めればいい。基本的に自炊対象はマンガ、読むのはjjComicsViewerを使っています。なので基本はPDFではなくjpgをzipで保存する。

スキャン時の設定は基本は「ファイン(200dpi)」、カラー/グレーは都度指定。詳細設定は「文字くっきり」のみON。jpgの圧縮は「4」を選択。ファイル名は年月日時分秒。
画像が細かいときは「スーパーファイン(300dpi)」、淡めのカラー画像などコントラストを上げたくないときは「文字くっきり」をOFFにします。

取得した画像はPCで見ると背景の白領域が薄いグレーになってます。特に日焼けの箇所は結構濃いめに見えます。が、白とばしなどの画像処理は面倒なのでやらない。スマホやタブレットの画面でjjComicsViewerで見ていれば、さほど気にならないレベルです。

 

スキャン作業について

ScanSnapS1500は、重送検出機能がしっかり働いているようで、これまで数百冊はスキャンしましたが重送を見落とすことはありませんでした。なので面倒な枚数チェックなどは省略することにしました。ページ抜けがあったらまた本を買えばいいや、と。貴重な本についてはこの限りではありません。

今回は50冊スキャンしたあたりで重送が多発(3,4回/100枚)しはじめました。重送は、見たところローラーやシリコン製?の紙押さえの部分の汚れによって発生するようです。
スキャレンさんのレンタルセットには、クリーナーセット(アルコール系の溶剤?とホコリの出ない紙タオル的なやつ)が付いてくるので、それで拭いたら重送はほとんど発生しなくなりました(0回/2000枚)。

スキャナに一度にセットできる枚数については、少年コミックで50枚(1/2冊)でも問題なくスキャンできました。枚数が多いからといって重送が起こるわけではないようです。ただ、糊が残っているとページ同士がくっついているので重送が起きたり紙がぐしゃぐしゃになったりします。スキャナにセットする前によく確認すること。

 

作業時間について

今日は仕事から帰宅後、少年コミック(カラーページなし)23冊をバーコード読み~スキャン後表紙切り出しまで2時間40分かけて行いました。スキャンしている合間に次の本を裁断するなど行っています。この一人流れ作業で平均1冊7分程度。1冊づつ作業するとおそらく1冊10~15分はかかると思います。少しは家事もしなきゃなので平日は多くて10~15冊程度が目安かな。

 

チャイナ・シンドローム バグダッド・カフェ

バグダッド・カフェ

レンタル店で映画通が選んだ映画1位として陳列されていた。アメリカ旅行中に夫と喧嘩したドイツ人の夫人が、同じく夫と喧嘩したアメリカ人女性が経営するホテル兼カフェに逗留する話。最初は言葉もうまく通じなかった二人だが、徐々に友人となっていく。温かくてちょっと面白いストーリーだった。

バグダッド・カフェ 完全版 [DVD]

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チャイナ・シンドローム

映画通が選んだシリーズ。数十年前の話だと思うが、原発事故?がテーマの話。チャイナシンドロームとは、核燃料が冷却不全で溶けて容器も溶かし、地表から地球を貫通して中国に達する…みたいな意味らしい。
最初からクライマックス並みの盛り上がりで、息もつかせぬスリリングな展開で最後まで一気に見てしまった。見てる最中は心臓が鳴りっぱなし。本当に恐ろしい話でした。
ちなみに暇子は脱原発派ではないです。