ものぐさ自炊体験記1
今年も自炊シーズンがやってまいりました
ここ数年、毎年スキャナと裁断機をレンタルして溜まった本を一気に自炊してます
今年は3回目。機材は毎回スキャレン.comさんから借りてます。
今回はスキャナを自前で購入しようか迷ったのですが、自宅に保管するスペースが勿体ないのと、メンテナンスが面倒なのと
ScanSnap新機種も出たことだし旧型を買うのもアレなので
今回もまた借りることにしました。どうせ裁断機は借りないといけないし。。
申し込み時にはあらかじめクレカと身分証の画像(写真OK)を準備
コースは「自炊セット(並)30」+新品ブレードオプション、送料込みで¥15,090。
以前レンタルした時は申し込みからレンタル可能日まですこし開きがあったのですが、
今回は申し込んで3日後?くらいには機材が届きました。
んで、届いてドライバインストールして自炊作業開始。
前回どうしていたか忘れていて少し手間取ったので、自分のやり方をメモっときます。
1.本のバーコードをスキャン、アプリで自動検索して書籍リストに登録
2.カバーを外して本を裁断する
3.裁断した本をスキャン、カバーは長尺でスキャン
4.カバーのバーコード部分を切り取って保管、その他は廃棄
裁断について
スキャレンさんの大型裁断機は重いですが、非力な私でも箱から出すくらいはできます。15kgくらいかな。レバーやハンドルが大きめなので、力が弱くてもある程度しっかり固定できるのは利点。
同じサイズの本を連続して裁断するときなど、黒い位置ガイド?を固定しておくと
裁断位置を決めるのに便利です。前回までやってなかった…
本をセットしたら手前側のハンドルを回して本を固定します。ここはしっかり固定しないと切断面が斜めになってしまう
切断位置が小さすぎると糊が残ることがありますが、少しくらいなら札束をさばく要領でさばいて糊の残った個所を見つけ、はがすことができます。マンガが多いので、内容が切れてしまうよりは糊が残ったほうがマシ。
表紙がすべすべの場合、本をしっかり固定できず裁断中に滑って切断面が斜めになることがあります。押さえと本の間(本の上側)に別の厚紙などをはさむとしっかり固定できます。またここに厚紙をはさむと、固定時に表紙に折れやしわが入るのを軽減できます。
スキャン設定について
面倒なのでスキャン後に画像処理とか極力したくない。とりあえず読めればいい。基本的に自炊対象はマンガ、読むのはjjComicsViewerを使っています。なので基本はPDFではなくjpgをzipで保存する。
スキャン時の設定は基本は「ファイン(200dpi)」、カラー/グレーは都度指定。詳細設定は「文字くっきり」のみON。jpgの圧縮は「4」を選択。ファイル名は年月日時分秒。
画像が細かいときは「スーパーファイン(300dpi)」、淡めのカラー画像などコントラストを上げたくないときは「文字くっきり」をOFFにします。
取得した画像はPCで見ると背景の白領域が薄いグレーになってます。特に日焼けの箇所は結構濃いめに見えます。が、白とばしなどの画像処理は面倒なのでやらない。スマホやタブレットの画面でjjComicsViewerで見ていれば、さほど気にならないレベルです。
スキャン作業について
ScanSnapS1500は、重送検出機能がしっかり働いているようで、これまで数百冊はスキャンしましたが重送を見落とすことはありませんでした。なので面倒な枚数チェックなどは省略することにしました。ページ抜けがあったらまた本を買えばいいや、と。貴重な本についてはこの限りではありません。
今回は50冊スキャンしたあたりで重送が多発(3,4回/100枚)しはじめました。重送は、見たところローラーやシリコン製?の紙押さえの部分の汚れによって発生するようです。
スキャレンさんのレンタルセットには、クリーナーセット(アルコール系の溶剤?とホコリの出ない紙タオル的なやつ)が付いてくるので、それで拭いたら重送はほとんど発生しなくなりました(0回/2000枚)。
スキャナに一度にセットできる枚数については、少年コミックで50枚(1/2冊)でも問題なくスキャンできました。枚数が多いからといって重送が起こるわけではないようです。ただ、糊が残っているとページ同士がくっついているので重送が起きたり紙がぐしゃぐしゃになったりします。スキャナにセットする前によく確認すること。
作業時間について
今日は仕事から帰宅後、少年コミック(カラーページなし)23冊をバーコード読み~スキャン後表紙切り出しまで2時間40分かけて行いました。スキャンしている合間に次の本を裁断するなど行っています。この一人流れ作業で平均1冊7分程度。1冊づつ作業するとおそらく1冊10~15分はかかると思います。少しは家事もしなきゃなので平日は多くて10~15冊程度が目安かな。